2014-12-13から1日間の記事一覧

漢詩:送元二使安西(げんじのあんせいにつかいするをおくる)

青=現代語訳・下小文字=返り点・上小文字=送り仮名 送三元二ノ使二スルヲ安西一ニ 元二の安西に使するを送る 元二が安西に使いとして行くのを見送る 七言絶句。作者:王維(おうい) 渭城ノ朝雨浥二ス軽塵一ヲ 渭城(いじょう)の朝雨(ちょうう)軽塵(…

静夜思(せいやし)   李白(りはく)

青=現代語訳・下小文字=返り点・上小文字=送り仮名 五言絶句 床前看二ル月光一ヲ 床前(しょうぜん)月光を看(み)る 寝台の前に月光が差している。 疑フラクハ是レ地上ノ霜カト 疑(うたご)ふらくは是(こ)れ地上の霜かと 地表を霜が覆っているかと疑…

枕草子『はしたなきもの』解説・品詞分解

「黒=原文」・「赤=解説」・「青=現代語訳」原文・現代語訳のみはこちら枕草子『はしたなきもの』現代語訳 はしたなきもの。異人(ことびと)を呼ぶに「我ぞ」とてさし出で たる。物など取らする 折はいとど。はしたなし=形容詞ク活用、体裁が悪い、間が…

枕草子『はしたなきもの』現代語訳

「黒=原文」・「青=現代語訳」解説・品詞分解はこちら枕草子『はしたなきもの』解説・品詞分解 はしたなきもの。異人(ことびと)を呼ぶに「我ぞ」とてさし出でたる。物など取らする折はいとど。体裁の悪いもの。他の人を呼んでいるのに、「自分を呼んでい…

徒然草『さしたる事なくて~』解説・品詞分解

「黒=原文」・「赤=解説」・「青=現代語訳」※私立中学~高校初級レベル向けの解説です。原文・現代語訳のみはこちら徒然草『さしたる事なくて~』現代語訳 さしたる事なくて人のがり 行くは、よからぬ事なり。なく(無く)=ク活用の形容詞「なし」の連用…

徒然草『さしたる事なくて~』現代語訳

「黒=原文」・「青=現代語訳」解説・品詞分解はこちら徒然草『さしたる事なくて~』解説・品詞分解 さしたる事なくて人のがり行くは、よからぬ事なり。これという用事もなく、人の所へ行くのは、良くないことである。 用ありて行きたりとも、その事はてな…

徒然草『神無月のころ』解説・品詞分解

「黒=原文」・「赤=解説」・「青=現代語訳」※私立中学~高校初級レベル向けの解説です。原文・現代語訳のみはこちら徒然草『神無月のころ』現代語訳 神無月(かんなづき)のころ、栗栖野(くるすの)といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入ることはべりし…

徒然草『神無月のころ』現代語訳

「黒=原文」・「青=現代語訳」解説・品詞分解はこちら徒然草『神無月のころ』解説・品詞分解 神無月(かんなづき)のころ、栗栖野(くるすの)といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入ることはべりしに、陰暦十月の頃、栗栖野という所を通って(過ぎて)、あ…