現在形は、時制が現在の時に用いるのですが、だいたい現在であるという時であればよいです。今この瞬間にと言う現在の場合には現在進行形を用います。過去形と過去進行形、未来形と未来進行形、の関係についても同じです。
その他、時制が現在でなくても、
習慣的動作 例:私は毎朝パンを食べます。(I have bread every morning.)
不変の真理・法則 例:地球には重力があります。(There is gravity on the earth.)
未来の確定した事柄 例:このバスは、8時にここを出発します。(this bus leaves here at eight.)
などを表す際にも用いられます。
そして、一番重要なのは、「時・条件を表す副詞節の中で時制が未来である場合」に現在形を用いるということです。
例えば、
「If it rains tomorrow , he will not come here.」(もし明日雨が降れば、彼はここに来ないだろう。)
でいうと、本来「if it rains tomorrow」の部分は、時制が未来なので、willを用いるべきなのですが、条件を表す副詞節でもあるため、rainsと現在形になっているのです。
時を表す副詞節の例
「When I get to school , I will do my homework.」(学校に着いたら、宿題をするつもりです。)
こちらは、「When I get to school」の部分が、時を表す副詞節となっています。学校に着いたらという部分は、本来willを用いるべきですが、先ほどと同様に現在形となっています。
注意すべきは、副詞節ではなく名詞節の時に時制が未来なら、原則通り will が必要となることです。
①I have waited for tom for an hour. Do you know when he ( come ) here?
②Please call me when he ( come ) here.
①の後半は「彼がここにいつ来るかということを知っていますか。」という訳になり、下線部が名詞節となっています。
なので、解答は原則通り未来形となるため、( will come )とするのが正解だったのです。
ちなみに、①の後半は、
you = S
know = V
when he will come here = O
ということで、SVOの第3文型となっています。
②は、「彼がここに来たら、電話をしてください。」という訳で、下線部が時を表す副詞節となっているため、時制が未来でも現在形にします。
なので解答は、( comes )ということになります。